3月10日から3月17日
なにせ色々な可能性が考えられた。
「病名は確定していないし進行度合いも不明。ただ悪いものっぽい。」
曖昧過ぎる(笑)
最悪→かなり進行したガンで、余命宣告を受ける
最高→正式な検査結果は良性で、問題なし
医療知識ゼロなので、このくらいの振れ幅を覚悟しないといけないと思った・・。
ただ、3年ほど前からあった腫瘍だし、
そこまで極端に大きくなっているわけではない。
しかも体調が悪いわけではないし、体重も落ちていない。(なんなら増えている)
ガンだとしてもすぐ死ぬなんてことは無い気がするけどなー・・・と、
淡い期待を持ちつつも、最悪のケースを覚悟するように努めた。
もちろんやりたいことはたくさんあるし、後悔も山ほどある。
全然たいしたことできていないし、稼ぎも微妙。
こどもの教育費のために副業やら色々画策するも結局続かない。
気弱で気にしいで人付き合いもたぶん下手・・・。
まあいろいろあるけど、
妻と元気なこどもが3人居る。
何不自由なく暮らせている。
会社もブラックではない。
両親も健在で豊かに暮らしている。
交友関係も良好。
どう考えても幸せ。
ないものねだりしだしたらキリがないけど、
自分に思い込ませているだけかもしれないけど、
今絶対に幸せ。
こどもの成長が見えないのはちょっと残念だけど、
そこまで自分の欲に執着がある方ではないので、
今幸せなら、笑って逝ける気がした。
そんな感じで何とか気持ちを作った。
余談ですがこの頃たまたま読んでいた、
「あした死ぬかもよ?」(作者、ひすいこたろう)
という本すごくオススメです。
悪性宣告されて読んだのではなく、ほんとにたまたま(笑)
”死”を常に意識することの大切さが書かれてあります。
そして2023年3月17日、
その日は仕事を休んで、妻と大学病院へ向かった。