セカンドオピニオン
薬物治療をお願いしたものの、
投薬をするとしたら皮膚科で行うということで、科が変わる。
副作用等くわしい説明も皮膚科にてということだったので、
具体的なことはほぼ何も聞かされていなかった。
もちろん不安でいっぱいだったので、
仕事が医療関係の友達などいろんな人に相談したり、
アスクドクターズという医師相談サイトに投稿したり、
手あたり次第情報を求めた。
アスクドクターズは、レスポンスも早く、
すごく親身に答えてくれるのだが、
文章のみの病状説明で、検査データを見たわけではないので、
断定的なことはもちろん言ってもらえない。
この時僕は、
『大がかりな手術は受けたくないから、薬物治療(イマチニブ投与)を推してほしい。』
と願っていたが、安易に推してくれる人はもちろん居なかった。
そんな中、友達や妻から転院やセカンドオピニオンを勧められた。
僕は薬物治療をやってみたかったので転院は考えていなかったが、
後悔しないためにたくさんの専門家の意見も聞いておきたいなとは思っており、
セカンドオピニオンに行ってみることにした。
だがかなり過密な日程が組まれていたので、急がないといけない。
僕が仕事中にも妻がたくさんの病院に電話してくれて、
九州大学病院の整形外科のE先生が、
僕が診てあげるからおいでと言ってくれたそう。
しかもセカンドオピニオンは保険適応外のため、
通常1回に数万円費用が掛かるが、
通常の外来受診という扱いにしてくれて、保険適応で費用も抑えてくれた。
後からわかるのだが、
E先生は東京の国立がん研究センターの骨軟部腫瘍科(肉腫を専門に扱う科)
にもおられた先生で、肉腫の超専門家。
しかも九州大学病院は肉腫の取り扱いに関しては日本でもトップクラスだそう。
そういったこともあって、うちで診てあげると声をかけてくれたのかもしれない。
とにかく急がないといけないということで、
4月3日に予約を取った。